九州支部シンポジウム2010 「九州からアジアの情報化を読む」

 

日本社会情報学会(JASI)九州支部
シンポジウム2010(情報通信月間参加行事)

 

九州からアジアの情報化を読む

 

経済成長とともにICT分野で急速な発展を遂げる
アジア地域における展開を、生産・消費・生活の観点から読み解きながら、今後の九州地域戦略を考える。

 

●趣旨

リーマンショック後の経済危機にも逸早い回復をみせるアジア経済。その原動力ともいえるアジアの世界の工場地帯としてのプレゼンスとともに、その成長によって牽引された旺盛な消費社会が、まさに世界経済の多極化を推し進めている。他方、日本は国際金融恐慌の直接的な影響が比較的限定的な範囲で収まったにも拘わらず、輸出産業への間接的な効果を大きく受け、回復の兆しがみえた国内経済に更なる迷走を余儀なくされた。

一方で、情報通信技術(ICT)の進展は、グローバル化の波とともに急速に展開し、新たなビジネスシーンを開拓してきている。その象徴とも言うべき検索エンジンを中軸とするインターネット・ビジネスはクラウド化(雲の中へ)し、データ処理の分散化から再中央集権化へと移行し始めている。また、i-Phoneはモバイル通信の新たなモデルを提示しながら、スマートフォンの普及を先導している。さらに、i-Podで急展開を見せた音楽のネット配信ビジネスは音楽業界のビジネスモデルを根本から変革し音楽CD販売を凌ぎ始めているとともに、アマゾンの「Kindle」(キンドル)やi-Padで話題を呼ぶ電子書籍化の動きが著作者及び出版業界を巻き込んで活発化してきている。

そして、これら技術の高度化に伴うアプリケーションの多様化を、今一度、グローバルな視野から捉えればどのように見えるであろうか。情報通信技術のビジネス展開において、キラー技術を米国企業に押さえられながら、すり合わせ統合型技術に優位性を誇ってきた日本企業は「ガラパゴス化」した国内市場に囚われて、海外市場に打って出る戦略に二の足を踏んでいるかに思われる。その合間にも、製造業は韓国や中国の企業に追い上げられている。

本シンポジウムは、このような情報通信技術のグローバルな急転回期にあって、われわれの生活社会ならびに産業社会はどのように変化しうるのか、とりわけアジア地域を広域的に眺望した場合、日本でもアジアの他諸国と最も近接する九州地域は、アジアの情報化の波をどのように受け止めるべきであろうか。自地域における情報化の基盤を確保するとともに、われわれの生活環境(生産・消費環境を含む)にどのようにその技術を利活用していくべきか。その問いへの解答を議論しながら、九州の地域情報化の関係者とともに考えていきたい。

 

●スケジュールおよび概要

日 時: 平成2269日(水)13:30〜(12:30開場)

会 場: 福岡国際会議場(福岡市博多区石城町2-1

http://www.marinemesse.or.jp/congress/access/ 

主 催: 日本社会情報学会(JASI)九州支部、(社)九州テレコム振興センター

協 賛: 情報通信月間推進協議会

定 員:  200名程度(事前申込要)

参加費: 無料

 

申込・問合せ:氏名・所属を明記のうえ、下記までe-mailまたはファックスで
     お願いします。

日本社会情報学会JASI九州支部事務局

長崎県立大学シーボルト校 国際情報学部 河又貴洋

e-mail : t.kawamata@sun.ac.jp  FAX: 095-813-5106


 

テーマ  「九州からアジアの情報化を読む

プログラム

12:30    開場・受付開始

13:30-13:35 開会の挨拶(主催者)

13:35-14:25 講演1 「中国の情報化と情報技術産業」

丸川知雄(東京大学社会科学研究所教授)

14:25-15:15 講演2 「アジアの情報化と日本の国際競争力
                       〜競争と協力の観点から」

大杉卓三(九州大学システムLSI研究センター
                                   学術研究員)

15:15-15:30 休憩

15:30-16:30 パネル・ディスカッション(質疑応答を含む)

テーマ「九州を取り巻く日本、そしてアジアの情報化を
        どう捉えるか

コーディネーター 河又貴洋(長崎県立大学シーボルト校)

パネリスト  丸川知雄(東京大学社会科学研究所教授)

大杉卓三(九州大学システムLSI研究センター
学術研究員)

飯塚留美((財)マルチメディア振興センター
主席研究員)

16:3016:35 閉会の挨拶(主催者)


                        2010シンポ
            2010シンポジウムポスター


参加解答用紙はこちらをご利用下さい (Word版) (PDF版)




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